一般就労には種類がある?~オープン就労・クローズ就労とは~

こんにちは!
札幌市東区の就労継続支援B型KOKOEの支援員Nです(^^)

2月になり、暦上ではすでに春ですが、
北海道は今が一番寒さの厳しい時期です(^^;

KOKOEでも2台のストーブと加湿器を終日稼働していますが、
暖かな春がとても恋しいです。。

皆様も体を冷やさない様に、どうぞご自愛くださいm(_ _)m

 

さて、今回は「一般就労の種類」についてお話したいと思います!

「一般就労に種類なんてあるの?」と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、
大きく2つに分けることができるんです。

それが、「オープン就労」「クローズ就労」です。

それでは早速、それぞれの特徴を紹介したいと思います!

 

 

<オープン就労>(以下、オープン)

オープンでは、就職先にあらかじめ自身の病気・障がいを伝えます。

企業側も”病気や障がいで手帳を取得されている方を対象にした求人”
を出しているので、そちらに応募することになります。

ちなみに、ハローワークインターネットサービスでは
「障害のあるかたのための求人」がこれに該当します。

病気や障がいについて知ってもらった上で入社するので、
・働くために必要な合理的配慮を受けられる
・周りを気にせず服薬できる
・働くうえで病気や障がいについて悩んだ時も、社内の人に相談できる
・車いす対応トイレや手すりなど、社内の環境が整備されている
など、上記の様に「働きやすい環境」がととのっていることが特徴です。
(※ここでは一例を紹介しましたが、いずれも企業によります)

一方で、
”病気や障がいで手帳を取得されている方を対象にした求人”の数は比較的少なく、
限られた求人の中から探すことになります。

また、業務内容や勤務時間等の負担は比較的軽めの求人が多いですが、
その分給与の額も低くなりがちという現状もあります。

 

<クローズ就労>(以下、クローズ)

クローズでは、就職先に自身の病気・障がいについて伝えません。

求人を探す際も、
”病気や障がいで手帳を取得されている方を対象にした求人”
以外の求人から探すことになります。
ちなみに、ハローワークインターネットサービスでは
「一般求人」「新卒・既卒求人」などがこれに該当します。

病気や障がいについては会社に伝えないので、
・合理的配慮は受けられない
・人前での服薬は難しく、受診も勤務時間外や休日に限られる
・働くうえで病気や障がいについて悩んだ時も、社内の人に相談できない
・車いす対応トイレや手すりなど、社内の環境が整備されていない所もある
など、「働きやすい環境」は必ずしもととのっていないことが特徴です。
(※こちらも企業により差がありますので、求人票を要チェック!)

一方で、
”病気や障がいで手帳を取得されている方を対象にした求人”
と比べると求人数は多く、給与も高めのところが多いです。

 

 

改めてオープン・クローズそれぞれの特徴をまとめると、
このようになります。

<オープン>
就職先に自身の病気・障がいを伝える
・”病気や障がいで手帳がある方を対象にした求人”に応募
働きやすい環境がととのっている(企業で差はあり)
求人数が少ない
給与の額は低めの所が多い

<クローズ>
・就職先に自身の病気・障がいを伝えない
・”病気や障がいで手帳がある方を対象にした求人”以外に応募
・働きやすい環境がととのっているとは限らない(企業で差はあり)
・求人数が多い
・オープンと比べ、給与の額は高いところが多い

このように、オープンとクローズでは働き方がかなり変わってくるので、
一般就労を目指そうと思ったときは
「自分はどちらのタイプで働くのが向いているかな?」
「自分にとって働きやすいのはどっちだろう?」
というのもぜひ考えてみて下さい(^^)/

 

以上「一般就労の種類」についてでしたー!

最後までお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

Follow me!